【ますは地元でスタートしよう】
空き家不動産投資の第一歩は物件探しです。
今や全国の住宅の10軒に1軒以上が空き家の時代です。
ちょっと意識して街を歩けば、空き家の1軒や2軒、すぐに見つかるでしょう。
問題はどこで空き家を探すかです。
僕は、今住んでいる自宅の周辺や近隣地域からスタートするのがベストだと思います。
地元なら土地勘が働くため、空き家がありそうなところを推測できます。
また、リフォームのことを考えても、自宅から通える近場のほうが苦労しないですみます。
空き家の探し方は自分の足で歩いて探すか、近所の人に直接尋ねるかのどちらかです。
僕自身、そうやって地元・京都で第一歩を踏み出しました。
自宅周辺は、空き家を探しやすいこと以外に別のメリットもあります。
自宅が実家であれば、のちの空き家オーナー探しやオーナーと会って交渉するときに、
「こんにちは。町内に住む○○です」
「あら、○○さんの息子さん? 大きくなったわね」
などとスムーズに話に入っていけます。
自宅が実家ではなく居住地だったとしても、顔見知りの人なら同様にスムーズに話に入っていけます。
それ以外の空き家探しの候補地は、親戚の家の周辺、職場の周辺、出身学校の周辺などが挙げられます。
要は、自分に何らかの縁のある場所です。
友達の家の周辺、恋人の家の周辺などでもいいと思います。
縁のある場所であれば、誰かに質問されたときに、
「実は、この近くに親戚の家があるんです」
「昔この近くに友達が住んでいて、よく遊びに来たんですよ」
などとそのエリアで空き家探しをしている理由ができますし、オーナーと交渉するときに空き家を再生する動機にもなります。
【玄関にある電気メーターをチェック!】
自分で空き家の目星をつけたり、人づてに空き家の所在を聞いたとしても、その家が本当に空き家なのかを確認しなければなりません。
では、どうやって判断すればいいのでしょうか?
まずは外から見て判断することになります。
庭の植木が全部枯れていたり、雑草がボーボーと生い茂っていたりするのは空き家の特徴のひとつです。
ただ、それだけでは空き家とはいい切れません。
僕がいちばんの判断材料にしているのは、玄関近くに設置されている電気のメーターです。
このメーターのなかの円盤は通常回っていますが、ブレーカーを落とすと円盤が止まった状態になります。
数日の旅行や外出でブレーカーを落とす人はいませんよね?
ブレーカーが落ちているということは長期不在を意味します。
ですから、電気メーターのなかの円盤が止まっていたら、空き家である可能性はかなり高くなります。
さらに確認したい人は、家の呼び鈴を鳴らして無人かどうか調べたり、隣人に空き家かどうか尋ねてみるといいでしょう。
【空き家探しのまとめ】
ここで、空き家探しまとめをしておきます。
空き家探しは、まずは自宅周辺がベストでしたね。
その理由は、以下の通りです。
・土地感があるので空き家の目星をつけやすい
・リフォームで可溶にも近場の方が便利
・知り合いも多く、オーナーを探しやすい
さらに、空き家かどうか判断するには以下の方法がありました。
・人の住んでいる気配が全くない
・家も朽ち果て気味
・庭の植木が枯れ、草もボーボー
・電気メーターの中野円盤が止まっている
以上の探し方で空き家だと断定できました。
次は、見つけた空き家のオーナー探しになります。
【オーナー探しは近所のおばあちゃんへの間き込みが効果的】
空き家を発見したら、次にその空き家のオーナーを探します。
オーナー探しで僕が実践している方法はただひとつ。
空き家の周辺で間き込みをするというやり方です。
空き家の両隣の住人や近隣の住人に声をかけて、
「あそこの空き家のオーナーをこ存知でしたら、教えていただけませんか?」
とストレートに聞きます。
前述したように、空き家が自宅周辺にあって顔見知りの人に声をかければ、オーナーの名前や住まいなどをすんなり教えてもらえます。
ただ、何らかの縁のある場所の空き家だったとしても、誰がオーナーなのかわからないケースも少なくありません。
そんなときに重要なのは、誰に尋ねるかです。
僕の経験上、若い世代や50代、30代の層だと聞く耳をもってもらえなかったり、怪しまれることがよくありました。
なので、聞き込みの対象とするのはおじいちゃんやおばあちゃん層。
さらにいえば、感触としてはおばあちやんがいいでしょう。
空き家の近くでプラプラ散歩していたり、植木に水をやっているおばあちゃんは、ひまをもて余して話し相手を求めています。
空き家のオーナーについて尋ねると、
「ああ、あの家ね。あそこは○○さんの持ち物よ。すぐ近くに住んでいるわよ」
などと丁寧に教えてくれることが多いのです。
もちろん、なかには相手にしてくれないおばあちゃんもいます。
また、話を聞いてくれても「どうして空き家の持ち主を知りたいの?」などと怪しむおばあちゃんもいます。
そこで押し黙ったらますます怪しまれるだけなので、僕は、「空き家のオーナーに相談があって話がしたいんです」と率直に答えます。
正直に理由を話せばいいのです。
なお、オーナーは空き家の近くに住んでいるケースもあれば、空き家から離れた別の地域に住んでいるケースもあります。
僕の経験では半々の割合です。
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【後ろめたさを持つのは禁物!】
僕は現在、空き家不動産投資のやり方を指導するコンサルティングをしています。
その生徒さんのなかには、最初のうちですが、空き家のオーナー探しでつまずく方が少なからずいます。
原因はハッキリしています。
それは、自分で自分のことを怪しいヤツ、と思ってしまっているからです。
「オーナーの聞き込みをするなんて、周りからどう見られているんだろう?」
「きっと、怪しいヤツだなと思われているだろうな・・・」
といった気持ちでいるのだと思います。
そういった後ろめたさを感じながらオーナーを探していたら、つまずくのは目に見えていますよね。
たとえば、空き家をのぞき込んだり、周辺でオーナー探しをしていたとします。
その際、近所の人に「あなた誰?」といわれたら、パッと逃げたりしてしまうのです。
僕の場合は、最初から自分のことを一切怪しいと思っていません。
空き家不動産投資に自分なりに意義を見出していますし、やりがいなので、近所の人に「あなた誰?」といわれても決して逃げるようなことはせず、むしろチャンスだと思って、「こんにちは。ちょうどよかった。ここの空き家のオーナーが誰か知りたいんです」と笑顔で聞けるのです。
オーナー探しには多少苦労するかもしれませんが、丸一日行動すれば、最低でもひとりのオーナーと面会できるでしょう。
【空き家オーナー探しの3つの成功パターン】
1.いきなりオーナーが判明するパターン
空き家の隣のお宅に尋ねたところ、「オーナーはそこのお向かいの人ですよ」と即答してもらえた。
2.少し迂回するパターン
空き家の2軒隣のお宅に尋ねたところ、「たしか、この町の酒屋さんだったと思いますよ」と返答。
空き家の近所にいた人に尋ねてたところ、「たぶん、〇×さんかな。何かお店をやっているはずよ」と教えられ酒屋さんへ。
しかし従業員しかおらず「店主が居ないのでわからない」と言われ、「重要なことなので必ずお伝えください」と念押しして帰宅。
その日の夕方に電話すると、店主が出てオーナーであることが確認できた。
3.難航しながらも見つかるパターン
空き家の近くで井戸端会議をしているおばあちゃんたちに聞いたところ、「町内会長さんなら何でも知っているわよ」と言われる(ここでおばあちゃんたちの名前をチェック)。
おばあちゃんたちの名前を出して、町内会長に尋ねると、「その通りを越えたところに郵便局が合って、その何軒か先に門構えのオタクだと思います」と返答。
訪問すると留守だったため、「町内会長さんから〇×町の空き家について聞きました」などと書いたメモをポストに入れて帰宅。
すると数時間後、その家の人から電話があり、再度訪問して事情を離すと「あの家は親戚の持ち物なんだよ」と言われ、住所と電話番号を聞くことに成功。
【まとめ】
いかがでしたか。
空き家の探し方についてまとめていきました。
オーナーを見つける作業は、正直根気もいる作業です。
そんな中、獲得した空き家が投資物件として失敗するケースも・・・!
そんな場合はどうしたらいいのでしょうか。
僕がいつの行っているのは、思い切って空き家を売却することです。
もちろんオーナーさんの了承も得なければならないのですが、オーナーさんとコミュニケーションを日ごろから摂っておけば、NOという人はかなり少ないです。
また、不動産売却をする場合、まずは空き家の査定が必要になります。
これも僕がいつも使っているサービスになりますが、最近だとリビンマッチの不動産査定がおすすめです。
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